看護師の履歴書はどう書く? 好感度アップにつながる履歴書の書き方
就職・転職活動の際に必ず必要となる履歴書。採用担当者は履歴書からあなたの基本情報・仕事に対する意欲など様々なコトを見極めます。もちろん面接などで総合的に判断される事が多いのですが、応募者が多い人気の病院などは書類選考で落とされる場合もあるのです。
このように、履歴書は合否を左右しかねない大事な書類なのに、「書き方がわからない」「時間ばかりかかってうまく書けない」と言う人も多く、中には「適当に書いたら面接で指摘され、答えられなくて大変だった」という人もいます。 忙しい中で普段書き慣れていない書類を書くのには労力が要りますが、あなたの印象や魅力のアップにつながる履歴書の書き方のコツを知っておきましょう。
- 履歴書を書く上でのルール
- 誰もが悩む『志望動機』の書き方
- どこまで書ける?本人の希望
- 職歴は正直に
1.履歴書を書く上でのルール
1-1.手書きで丁寧に(修正ペン・修正テープは使用しない)
最近はパソコンで作成する人もいますが、手書きの文字から人物像をイメージするという採用担当者もいます。たとえ、自分の字に自信がなくても丁寧に気持ちを込めて書きましょう。間違えた場合には修正ペンなどを使用せず、新しい用紙に書き直しましょう。
1-2.誤字脱字に注意! 略字は避けて正式名称を記載する
誤字・脱字などがあると注意力のない印象を与えます。看護師にとって「うっかり」はマイナスです。自信がない字はちゃんと調べて。また、学校名や病院名は略さないで正式名称を書きましょう。
1-3.情報(特に年月日)は正確に!空欄は作らない
住所や電話番号(連絡がつく番号)はもちろん、入学・卒業・入職・退職年月などは正しく記載しましょう。なお、学歴・職歴などの年を記載するときは西暦(1995年・2010年等)や和暦(平成・昭和)は統一しましょう。特技・趣味などの欄もあなたの人柄を知る上で大切です。空欄にしないで記載しましょう。
1-4.明るい印象の写真を選ぶ
プリクラの写真・スナップ写真の切り抜きなどは絶対NGです。3ヶ月以内に撮影した証明写真を貼りましょう。服装は白やベージュのシャツに濃い色のジャケットなど、顔周りを明るくするとすっきりとしたイメージになります。髪が顔や目にかかると暗い印象になります。あごを引き、背筋を伸ばします。
2.誰もが悩む『志望動機』の書き方
『志望動機』に記載されている内容は、採用する側からみれば、どれだけ病院の特性に合い、どのくらい病院の力となり、かつどのくらいの利益を病院にもたらす人材であるかを評価する上で非常に重要です。 病院にはそれぞれ、特徴や力を入れている分野があります。あなたが希望する病院のことを良く理解し、そこで自分に何ができるか、何をしたいかを明確に書くことがあなたのPRにつながります。 あなた自身の経歴や経験を改めて見つめ直し、これから経験したい職務内容やあなたのキャリアと、病院を結びつけられる内容を心がけましょう。 病院の理念などホームページに載っていますし、実際にその病院に見学に行くなどしてポジティブな感想をまとめてみるのも良いでしょう。
サイトなどにある参考例の文書を丸写しにしたり、自分が思ってもいないような立派なことを書くのはマイナスです。また、給料や福利厚生など待遇面だけしか書いていないのもイメージはよくありません。 なお、文章を書くのが苦手な人やどうしても志望動機が浮かばないという人には、専門のアドバイザーが書き方を指導してくれる看護師転職サイトもあります。こういうサービスを利用し相談してみるのも良いでしょう。
3.どこまで書ける?本人の希望
どうしてもこの日から働きたい、保育園が見つからず夜勤ができないなど、やむを得ない事情がある場合には、その理由も含めて『本人希望欄』に書きましょう。しかし、最初から希望を多く言いすぎると病院側は採用するのを躊躇することもあります。病院の都合に合わせてくれる人、希望が多い人より希望が少ない人の方を選ぶ傾向にあります。? 募集内容の条件で問題なければ「特になし」または「貴院の規定でお願いいたします」と記載します。
4.職歴は正直に
看護師は他の業種より転職が多い職種です。転職の回数が多いことは他の職業の場合はマイナスになる事もありますが、看護師の場合は豊富な経験があるとみなされる事にもつながります。すべての経歴を略さずしっかり書く事は重要です。短期間で辞めたなど不利になりそうな経歴についてはきちんと分析をし、前向きな意欲としてアピールしましょう。