『栄養士』ってどんな仕事?

食や栄養のスペシャリストとして今、人気の資格。『栄養士』ってどんな仕事?

元看護師のゆかり

【執筆者プロフィール】

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栄養士は、栄養学に基づき栄養バランスの取れたメニューの作成や調理方法の改善等、栄養面から人々の栄養環境を整える専門家です。

正しい食生活は生命と健康を維持・増進するための基本となるものです。食生活が多様化する中で、偏食や不規則な食事時間・暴飲暴食による肥満や生活習慣病の増加・急激なダイエット・安全性への不安・食文化の喪失など様々な問題が起こり、2005年には『国民が健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむため、食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進すること』等を目的とした食育基本法が成立されました。食に関する意識や理解・能力を、家庭・学校・地域社会において高めていく食育の必要性は急務な課題となりました。

栄養士になるには?

栄養士になるためには、厚生労働大臣から栄養士養成機関として認可された学校に入学し、栄養士資格必修科目50単位を全て履修して卒業する必要があります。
栄養士養成機関は、昼間の学校のみで通信教育・夜間部の学校は指定認可されていません。 栄養士養成機関には、4年制の大学(管理栄養士過程と栄養士養成過程の2つがあります)、2年制の短期大学及び2年以上の専門学校などがあります。 必ず昼間の学校に通わなくてはならないことから、社会人が栄養士資格を新たに取得するためには退職し短大・専門学校の2年間、栄養士養成機関に通学する体勢を整える必要があります。

栄養士の仕事内容

仕事の内容は勤務先によって異なりますが、共通しているのは栄養のスペシャリストとして、食事の管理と栄養指導を行う仕事です。盛り付け・献立作成・食事指導などですが、勤務場所によっては調理師といっしょに調理をすることもあります。

食事の管理

学校や病院・学校などにおいてそこにいる人達に必要な栄養とは何かを考えた上で毎日の食事メニューを決めます。必要な栄養を満たすことはもとより、おいしい食事であることが求められます。 病院では、療養・健康管理をするため、患者の食事能力や栄養状況に合わせたメニュー作りが大切になります。時には医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの医療スタッフとチームを組みながら、連携して患者さんの情報を共有し、容態を見ながらメニューを決めたりもします。

栄養指導

栄養指導とはその人にはどのような食事が望ましいかという事についてカウンセリングすることです。(肥満や糖尿病の人にバランスのとれた食生活について栄養指導を行うなど)

栄養士の就業場所は?

官公庁・保健所・病院・学校・保育園・工場・事業所の社員食堂・福祉施設・外食産業など様々です。 なかには、スポーツ施設等で栄養指導者、大学・研究所・食品会社で研究員、農村で生活改良普及員として活躍している栄養士もいます。 最近は委託給食会社に所属する栄養士も増えています。給食会社の栄養士は、各施設に派遣され給食業務を行います。給食会社によって介護分野・社員食堂・医療分野に強いなどさまざまな特色があります。

栄養士の年収は?

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(平成25年度)では栄養士の平均年収は34.7歳で340万円程度となっています。 地域や職場よって変わりますが、月給で17万~22万円程度、年収では250万~400万円くらいとなります。職場ごとの給料はおおよそ、給食会社の栄養士の場合/18万~22万円・病院の栄養士の場合/18万~27万円・老人施設の場合/約18万~25万・保育園の場合/18万~20万円。
専門性が求められるため、病院の栄養士の給料が若干高くなっているようです。公務員の栄養士の初任給は18万~20万円程度ですが、経験年数によって級が上がっていくので昇給しやすいとでしょう。

管理栄養士

栄養士のキャリアパスのひとつとして栄養士の上位資格にあたる『管理栄養士』という資格があります。 その役割は、世の中の人々に対して専門的な知識を活かした栄養指導を行い、みんなが健康に生活できるようにサポートする仕事です。管理栄養士になるには、「栄養士」の免許を取得したのちに管理栄養士国家試験を受験し、合格する必要があります。
栄養士より高度な知識を求められ、管理栄養士にのみ認められている業務もあります。ある一定規模以上の施設には、管理栄養士を置くように定められているため、栄養士よりも大きな施設で働くケースが多くなります。

健康ブームやグルメ番組などの影響で、体にいいと言われる食材や料理のレシピなど多くの情報があふれています。 特にマスコミなどで「○○を食べれば病気予防になる!」「××を食べるだけで簡単にやせる!」と言われると、食材が品薄になるほどですが、一体それが正しい情報なのかどうか混乱してしまいます。 栄養士は、大量の情報から、正しく偏りのないものをきちんと提供することも役割のひとつです。 多くの人が健康な生活を送るために食育の推進が求められる中で、栄養士の活躍の場はさらに広がっていくでしょう。

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