まさかここまでとは! 3Dプリンターで医療現場に大革命!
近年、テレビや新聞など、各メディアに取り上げられることの多くなってきた3Dプリンター。最近では家庭用の3Dプリンターを発売するメーカーも増え、ますます身近な存在となってきています。3Dプリンターの大きな特徴は、データさえあれば簡単に立体物を作ることができ、パーツを繋ぎ合わせることなく複雑な内部構造を再現できるということです。
今、こうした3Dプリンター特有の技術が、医療現場に大きな変化を持たらしています。
- 作成した模型で手術の予行練習が可能に!
- 3Dプリンターで作った人工骨の移植手術も!
- 個人の体に合わせた義手・義足なども製作可能!
1.作成した模型で手術の予行練習が可能に!
患者の臓器をCTスキャン(コンピューター断層撮影)して作成した3次元データを使えば、3Dプリンターで精密な臓器模型を作ることができます。神戸大学病院では、手術のシミュレーションや患者に手術内容を説明する際に、3Dプリンターで製作した臓器模型が活用されているとのことです。難易度の高い手術や初めて行う手術なども模型を使って予行練習ができるため、手術の失敗を無くすことができると期待されています。
2.3Dプリンターで作った人工骨の移植手術も!
京都大学では、3Dプリンターで作った人工骨を患者に移植する治療法の開発に成功。頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアの患者4人で臨床試験を行った結果、手のしびれや歩行障害などの症状が改善したということです。3Dプリンターを使用することで、患者ごとの細かい調整ができ、大幅に手術時間が短縮できるといいます。
3.個人の体に合わせた義手・義足なども製作可能!
多額なコストがかかってしまう義手や義足の製作も、3Dプリンターを使えば大幅にコストを落とすことが可能です。 3Dプリンターを使った義手・義足作りの取り組みは世界中でされており、中にはたったの500円程度で子供の義手を製作したという事例も。また、データを少し修正するだけで簡単に大きさを調整でき、子供の成長に合わせて新しい義足・義手を簡単に出力可能という点も3Dプリンターならではの魅力です。
ものづくりの分野で大きな革命を起こした3Dプリンターですが、医療現場でもかなりの成果が期待できそうです。数年後には『3Dプリンターで作った臓器を移植する』なんていう手術も一般的に行われるようになるかも知れませんね。
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございます。ブログランキングに参加しています。この記事が参考になった方は↓このボタンクリックしてくれると嬉しいです。