緩和ケア認定看護師を目指す!資格取得方法や仕事内容も詳しく紹介!

緩和ケア認定看護師を目指す!資格取得方法や仕事内容も詳しく紹介!

元看護師のゆかり

【執筆者プロフィール】

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緩和ケア認定看護師を目指す人のために、今回は基礎的な知識から資格取得に必要な内容をまとめています。
この記事を読むと、緩和ケア認定看護師になるために必要な知識が身に付くでしょう。

  1. 緩和ケア認定看護師とはどんな看護師?
  2. 緩和ケア認定看護師の仕事内容を学ぼう
  3. 緩和ケア認定看護師の必要条件を確認
  4. 緩和ケア認定看護師になるための資格取得の方法
  5. まとめ

緩和ケア認定看護師になりたい人は、ぜひすべての内容に目を通してください。

1. 緩和ケア認定看護師とはどんな看護師?

緩和ケア認定看護師とは、どのような看護師のことを指すのでしょうか。
まずは、緩和ケア認定看護師について、基本的な内容を学びましょう。

1-1.緩和ケア認定看護師とは

緩和ケア認定看護師は、がんなどの痛みや苦痛の緩和ケアにおいて、患者やその家族の感情に寄り添うなどのサポートに対して、高水準の看護が可能と認定された看護師。
自分らしく人生の末期を過ごしたいという、患者本人の希望や気持ちを尊重しながら看護にあたります。
緩和ケアに特化した、専門性の高い看護師と言えるでしょう。

1-2. 緩和ケア認定看護師に向いている人物像

緩和ケア認定看護師に向いている人は、高いコミュニケーション能力を持っていることが特徴です。
痛みや苦痛の緩和ケアは、患者とその家族との密なコミュニケーションが必要。
そのほかには、緩和ケアにかんする専門知識を自ら積極的に学ぶ姿勢も必要でしょう。
また、患者個人のプライバシーに深く入り込む可能性があるため、口がかたい人が向いているとも言えます。

1-3. 緩和ケア認定看護師の求人条件

緩和ケア認定看護師は、専門性が高いことや、まだ資格取得者が多くないこともあって、引く手あまたです。
そのため、求人条件は良好と言えるでしょう。
試しに、インターネットで看護師求人サイトを利用登録してみることをおすすめします。
実際に、看護師求人サイト内で緩和ケア認定看護師の求人を検索してみてください。
求人市場では、好条件なことがわかりますよ。

2. 緩和ケア認定看護師の仕事内容を学ぼう

緩和ケア認定看護師の仕事内容について、詳しくご紹介します。
一般病棟の看護師と比べた場合の仕事内容について、違いを理解しましょう。

2-1.緩和ケア病棟内での仕事内容

多くの緩和ケア認定看護師は、緩和ケア病棟内で勤務をしています。
具体的な仕事内容は、病棟内に入院・通院する患者の身体面や精神面でのケアや、家族の精神面でのサポートなど。
また、担当医師や薬剤師など担当チーム制内で連携を取りながら、患者のフォローに回る立場になります。
患者に適切な処置をして、痛みや辛(つら)さを緩和しながら最後まで穏やかに過ごしてもらうために働くのが、緩和ケア病棟内の仕事の基本と言えるでしょう。

2-2.在宅療養中の患者に必要な緩和ケアを行う

在宅療養を希望する患者で、通院が困難な場合は、患者が住む地域の医療体制や介護体制と連携して生活の質を上げるためのサポートを行います。
自宅で最後を過ごしたいと希望する患者も多い中、緩和ケア認定看護師の活躍の場は、緩和ケア病棟内にとどまりません。
今後も、在宅療養中の患者からの要請は増えていくことでしょう。

3.緩和ケア認定看護師の必要条件を確認

緩和ケア認定看護師になるための必要条件には、何があるのでしょうか。
必要条件をクリアしてやっと緩和ケア認定看護師になることができるので、注意しましょう。

3-1.5年以上の実務経験があること

緩和ケア認定看護師になるためには、5年以上の実務経験が必要です。
しかも、緩和ケア分野での経験も3年以上必要となる点に注意しましょう。
つまり、未経験者がいきなり緩和ケア認定看護師になりたいと思っても、道はないというわけです。
現在実務経験を積んでいない人は、緩和ケア病棟への移動を申請することを検討すると良いでしょう。

3-2.6か月間の教育課程を修了していること

緩和ケア認定看護師になることを希望する場合は、6か月間の認定看護師教育課程を修了する必要があります。
ただし、実施している教育機関は数が少なく、授業は平日昼間に行われることが通例。
多くの場合で、休職して集中的に教育課程を学ぶことになるでしょう。
ちなみに、2016年1月時点で、緩和ケア分野の認定看護師教育課程を実施している教育行機関は全国で合計10施設です。

3-3.認定審査に合格すること

緩和ケア認定看護師になるには、規定の教育課程を修了した上で、認定審査に合格することも条件となります。
ただし、合格率は90%以上と高く、合格難易度はそれほど心配することはありません。
きちんと所定の教育内容を学び、身に付けていれば問題なく合格できるでしょう。

油断は禁物ですが、必要以上に心配しなくて大丈夫です。

4.緩和ケア認定看護師になるための資格取得の方法

緩和ケア認定看護師になるためには、資格を取得する必要があります。
では、緩和ケア認定看護師の資格取得の方法をご紹介しましょう。

4-1.まずは緩和ケア認定看護師教育課程で専門知識を学ぶ

実務経験で受験資格要件をクリアしていることを確認したら、全国にある緩和ケア認定看護師教育課程にて、必要な専門知識を学びましょう。
教育課程は合計で600時間以上受ける必要があるため、中途半端な気持ちではいけません。

4-2.緩和ケア認定看護師の認定審査を受ける

教育課程を無事終了したら、いよいよ緩和ケア認定看護師の認定審査を受けましょう。
試験実施は、毎年1回きりのチャンス。
認定審査に合格した後、登録手続きを行えば晴れて緩和ケア認定看護師になれますよ。

4-3.資格取得後も5年ごとに審査を受ける

緩和ケア認定看護師になった後も、5年ごとに更新審査を受ける必要があります。
理由は、高いレベルでの看護内容保持を図るため。
緩和ケア認定看護師は、資格を取得しても安心してはいけません。
日々の実務を真剣にこなし、専門知識と技術を磨いていきましょう。

5.まとめ

今回は、緩和ケア認定看護師について、さまざまな面から解説してきました。
緩和ケア認定看護師について、深く理解できたでしょうか。
それでは、ここまでの内容をまとめておきましょう。

  • 緩和ケア認定看護師の基本を学ぶ
  • 緩和ケア認定看護師の仕事内容を学ぶ
  • 緩和ケア認定看護師になるための必要条件を確認する
  • 資格取得のための方法をチェックする

緩和ケア認定看護師になりたい人は、この記事に書いてあることを頭に入れて、資格取得を目指してください。

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