パート看護師の求人は転職支援サイトで！ 仕事内容や募集についてご紹介

看護師は国家資格で、結婚や出産などの休業を経ても復帰でき、注目度が高い職業です。社会人になってから資格を取得する方もいます。看護師は、出産や育児休暇を終えても再就職でき、パートや派遣といった働き方も選ぶことができるのがメリットです。
「看護師の仕事内容が知りたい」「看護師の募集はないか？」といった看護師の仕事にかんする疑問は、社会復帰や単発でのバイトを探す方は気になりますよね。せっかく取得した資格ゆえ、休職したままではもったいないものです。看護師は人の命を預かる大事な職業で、救急認定看護師なども重宝されています。
実際に働こうと思ったとき、どのような勤務体系になっているか、給与や休みについても心配なことが出てくるでしょう。看護師は夜勤などがあっても、ほかの仕事よりやりがいもあります。子育てが一段落し、少しの時間でも働いてみようかと思われているなら、パート探しのポイントはしっかり覚えておいてください。
今回は、看護師の働き方やパートについてご紹介します。

1. 看護師のパート勤務について
2. パート看護師の仕事について
3. パート看護師の探し方について
4. 看護師のパートでよくある質問
5. まとめ

近年は高齢化社会となり、デイサービスや訪問診療も始まっています。看護師の仕事自体の幅が広がりつつあり、ニーズも高いです。資格をお持ちの方は、転職や再就職の参考にしてみてください。単発のバイトでも働くことができます。看護師をお休みしていた方や、今後資格を取得して就職したいという方も、この記事で仕事探しのポイントが得られるでしょう。

1．看護師のパート勤務について

看護師のパートという募集があります。フルタイムで勤務するのではなく、交代制で勤務時間を決める働き方です。

1-1．パート看護師とは？ 

看護師の資格を取得して働き始めても、結婚や育児などライフスタイルの変化により、フルタイムで勤務することが難しくなる場合があります。夜勤ができない、時間の制約があるといった理由があり、働き方を見直す時期が出てくるでしょう。
パート看護師は、フルタイムでは働くことができないけれど、時間を決めて勤めたいという方に最適な勤務体系です。ライフスタイルを大事にしながら、看護師の資格を存分に使うことができます。

1-2．パート看護師にはどんなメリットがあるか？ デメリットはある？ 

時間が決まっているため、育児中の方に選ばれる働き方がパートです。メリットもある反面、デメリットがあることも覚えておきましょう。

1-2-1．パート看護師のいいところは？ 

勤務時間が決まっており、残業をしなくていいのがメリットです。雇用時間を相談して決めることができ、扶養範囲内での勤務がしたいといった希望も受け入れられます。就労状況に応じて社会保険に加入もでき、雇用保険なども整備されていて安心です。
フルタイムで勤務した場合、チームの責任者といったポジションに就くこともあるでしょう。しかし、パート看護師は、責任を追う立場にならずに済みます。仕事内容が限定され、仕事以外の重圧を感じなくていいのがメリットです。

1-2-2．正看護師より給与が劣る

当然ながら、パート看護師は勤務時間が短縮されるため、時給換算となります。そのため、正看護師より給与は低いです。賞与が出ないことも多いでしょう。
勤務する病院の規模や就労体系に左右されやすいのが、福利厚生です。クリニック勤務の場合やバイトでは、社会保険に加入できない事例がほとんどとなります。
短時間勤務であるゆえに、ほかの看護師とのコミュニケーションが取りにくく、仲間意識が芽生えるのに時間がかかる場合もあるでしょう。申し送りがない場合は、業務内容を把握するために尽力しなければならない部分もあります。

1-3．パート看護師の休み・残業・夜勤はどうなっている？ 

「残業なし」とするパート募集もあります。しかし、職場や看護師の人数により、残業が少し発生する場合もあるでしょう。勤務時間を日勤だけと条件指定することもでき、夜勤のパート看護師を希望することもできます。
クリニックの場合は病棟勤務がないため、土曜日の午後と日曜日は休みにすることができる場合もあり、時間の融通が利くのがパート看護師です。
看護師求人サイトでは、パート看護師をよく募集しています。仕事内容は面接時にしっかり確認し、条件の行き違いが起こらないようにしましょう。企業に勤務する産業看護師という働き方もあり、産業医とともに医療に携わります。企業が活動している時間帯だけの勤務となるため、夜勤などは一般的にありません。保育園や幼稚園の専属看護師もあります。ケガや病気に対応するため、保育時間だけの勤務となるものです。勤務時間は交代制となる場合や、日中だけという場合もあります。

1-4．どんな場合にパート看護師がおすすめか？ 

子どもが小さく、保育園に預ける時間が決まっている方には、パート看護師が選ばれています。結婚され、日中だけの勤務で看護師の仕事を続けたいという方にもおすすめです。繁忙期だけの単発バイトも可能ですから、派遣に登録する方法も求人を得やすくなります。

2．パート看護師の仕事について

パート看護師は、時間帯を希望することができます。正看護師とは違い、自由に勤務することができるため、家庭の事情で時間の制約がある方にはおすすめです。

2-1．パート看護師にはどんな働き方がある？ 

パート看護師の勤務体系は、半日だけ・夜勤だけ・短期募集といったものがあります。バイト募集案件をよく見ると条件が記載されており、転職などで短時間勤務を希望する方は注目して応募してください。
看護師の求人サイトで見つけ、実際に働き始めたけれど、残業が多くて夜勤を強いられるという事例もあります。そのため、勤務時間については就業前にきちんと確認しましょう。

2-2．パート看護師の勤務先はどこ？ 

パート看護師が活躍している職場をご紹介します。

2-2-1．病院の科による違い

精神科・小児科・救急科といった人手を必要とする医療現場では、パート看護師が活躍しています。精神科や小児科では患者のフォローをし、会話やコミュニケーションを図りながら、安心して治療が受けられるサポートをするのが、外来での仕事です。救急科は、搬送されてくる患者のケアと医師の治療を支える必要があります。観察力や行動力が求められる現場で、パート看護師であっても常勤の看護師と同じような能力が求められるでしょう。
出産に立ち会う産婦人科や外科での手術の際に勤務する方もいます。ほかの診療科と比べて時給が高くなるが、残業が発生するなど、時間を読むことができない職場であるともいえるでしょう。

2-2-2．病院以外の職場はどこ？ 

前述にて産業看護師や保育園・幼稚園の専属看護師があるとご説明しました。ほかには訪問医療の看護師もあります。訪問医療は、クリニックの昼休みを利用してやっているところや、訪問医療専門施設で独自に行っているものです。訪問看護師として時間を決めて勤めるやり方もあります。
パート看護師は、外来の時間帯に多く募集しており、大病院やクリニックで重宝される存在です。健診など病院が忙しい時間だけ働くというスタイルもいいでしょう。午前だけ、午後だけとして働くこともできます。

2-3．パート看護師の給料について

常勤の看護師は、給与と賞与が与えられます。しかし、パート看護師は時給で計算し、勤務した分だけの給与となるのです。昇給は長く勤務した場合に改定されるもので、最初に決められた時給が上がるまでに時間がかかります。
時給には地域差があり、およそ800〜2,000円までです。都心の方が時給が高くなります。ほとんどのパート看護師は、賞与が与えられません。保育園・幼稚園・企業・介護施設などは、時給が低い傾向にあります。一方、病院勤務では高めです。

2-4．パート看護師の福利厚生は？ 

雇用にあたって重視したいのは、福利厚生がいかに充実しているかです。年金や健康保険・雇用保険といった福利厚生は、長く勤務するほど重要となります。勤務先により福利厚生はさまざまです。そのため、就職先によく確認しておくことをおすすめします。職場によっては、正看護師と同じような優遇が受けられないことも念頭に置いてください。

2-5．パート看護師の注意点

求人募集の内容と、実際の業務体系がまったく違う場合もあります。パート看護師は、バイトと甘く見られてしまうケースもあり、時給が記載より少なかったという事例もあるのです。
インターネットでの募集で多く起こるため、雇用条件に不安がある方は看護師転職支援サービスなどに派遣登録した方が間違いないでしょう。

3．パート看護師の探し方について

看護師として復職を考えている方は、パートという選択肢を取る場合もあります。パート看護師ならブランクがあっても就職でき、勤めながらキャリアアップも望めるでしょう。仕事の探し方についてご紹介します。

3-1．パート看護師の求人について

パート看護師の募集は、インターネットの求人サイトから閲覧できます。「パート　看護師」と検索するだけでも、数多く出てくるでしょう。転職サイトでも、看護師に特化したものがおすすめです。情報収集もしやすく、ほかとの比較も簡単にできます。自宅近くの病院を探すのにも便利ですし、時給の相場もわかるはずです。

3-2．パート看護師の募集を探す前にしておくこと

自分のスケジュールに見合う条件で働くことができ、正看護師より復職しやすいのが、パート看護師の魅力です。まず、求人募集を探す前に、自分がどうしたいのかを明確にしましょう。

3-2-1．働けるラインをはっきりとしておく

自分で働く時間や休みたい曜日を明確にし、無理なスケジュールとならないようにしなければなりません。条件が不明確なまま面談し、実際に働き始めてから不都合が生じても、後から何か主張しても認められず、印象が悪くなってしまいます。

3-2-2．なぜパート看護師として働きたいのか？ 

復職しよう、転職しようと思うのは、誰にでも理由があります。目的意識を持ち、パート看護師を選ぶのはなぜかを自分に問うのです。看護師という職業は、働けば働くほどキャリアアップが望めます。キャリアを積んだ人はどんな病院でも引く手数多（あまた）となり、難易度の高い対応もできるようになるでしょう。
パート看護師として勤務するにあたり、生活費のためなのか、私生活に潤いをもたらすためなのか、キャリアアップして正看護師として復職を目指すのかなど、目的をしっかり持つことが大切です。目的さえしっかり持っていれば、夜勤や残業があっても家族の理解は得られます。

3-2-3．自分を取り巻く環境も整備しておくこと

パートとはいえ、看護師として勤務を開始する前は、家事や育児にかんする不安は取り除（のぞ）いておきましょう。保育園の入園準備・送迎時間・下校時刻なども再確認し、家族への負担がなるべくかからないようにしなければなりません。
どんな職場でも、急にトラブルが起こる場合があります。子どもの迎えができないことも想定し、助けてくれる人を見つけておくと安心です。長く勤めたいと思うなら、環境はきちんと整備しておき、安心して働けるようにしましょう。

3-3．パート看護師の求人を探すためのポイント

看護師は国家資格という特殊な職業であり、貴重な人材です。看護師の求人はとても多い分、条件も1つずつ異なります。パート看護師はバイトとは違い、プロフェッショナルな技能を持つ医療従事者です。
復職や転職を考えている方は、妥協せずに粘り強く探しましょう。自宅から近い場所は利便性が高いように感じます。しかし、勤務時間や時給などが納得できないまま勤めても、決して長続きしません。根気よく探すことを忘れないでください。
いきなりパート看護師として勤務するのは自信がないという方は、単発や短期で始める方法もおすすめです。再び勉強する機会にもなります。

3-4．実際に働くパート看護師の声

パート看護師として働いている方の声をご紹介します。

• 子育てとの両立ができる
• 家計の収入を上げることができた
• 家庭以外に目を向けるいい機会になった
• 扶養範囲内で無理なく働くことができる
• 資格を有意義に使える

上記は一例です。自分の都合に合うスタイルで働くことができ、資格を持った者として胸を張って勤められるのが、パート看護師のメリットでしょう。

3-5．看護師専門のサイトを活用して復職する

看護師の転職や就職を支援している求人サポートサービスを利用し、自分に合う条件の職場を探しましょう。看護師キャリアアップでは、大手サイトと提携して、常に新しい情報を発信しています。希望条件を入力して探してください。看護師に特化しているため、納得できる探し方ができるのも、専門サイトの魅力です。

3-6．看護師のパート探しで注意したいこと

希望条件が合うからと就職を急がず、病院や企業について情報収集を行ってください。実際に働いている人たちの様子を見て、内部の人間関係が悪くないかもチェックしましょう。現実と理想がかけ離れ、いざ就職したけれど居心地が悪いとなったら、活躍もできません。充実した時間をパート看護師として過ごせるよう、必ず事前に下調べしてください。

4．看護師のパートでよくある質問

ブランクがある場合や正看護師から働き方を変える場合など、パート看護師を選ぶ理由は人により違います。パートでも受け入れてもらえるだろうか？ など、小さな不安もあるでしょう。質問集を用意しました。復職や転職の参考にしてください。

4-1．訪問看護師の給料は歩合制？ 

訪問診療施設により、給料体系は異なります。時給制の場合も、歩合制の場合もあるでしょう。歩合制の場合、訪問先の数で給料が決まります。短時間勤務のパート看護師は、訪問数が限られてしまう傾向にあり、時給制を導入している方が給料が多くなることもあるのです。

4-2．正看護師と比べられてしまうのでは？ と心配になる

正看護師とパート看護師は、業務内容に大きな差が生まれるわけでありません。決して劣ることはなく、自己否定感を抱く必要もないのです。正看護師と比べられないよう、自分なりにスキルアップをしていきましょう。自信につながるはずです。

4-3．ブランクが長く、復帰ですぐ病院勤務することに不安がある

女性は、結婚や出産をきっかけに家庭を優先する方が多いです。育児でブランクが長くなってしまい、復帰するのをためらう方もいます。病院勤務のハードルが高く感じるなら、企業・幼稚園・保育園・介護施設などから再スタートをしてみてはいかがでしょうか？ キャリアを積み、看護師としての腕も磨くことができます。

4-4．パート看護師としてスキルアップするにはどうすべきか？ 

救急認定看護師は、救急科では貴重な存在です。認定看護師のほかには、専門看護師もあります。必要な研修を受け、資格が取得できるものです。待遇が有利になる資格ですし、スキルアップを考えている方は取得してみてください。

4-5．ハローワークでパート看護師の求人を見つけるより、専門サイトで探した方がいい？ 

ハローワークに公開されるのは、専門サイトに掲載されている一部に過ぎません。より詳しい情報が欲しい、もっとたくさんの求人が見たいというときは、専門サイトを利用しましょう。

5．まとめ

いかがでしたか？ 看護師は、国家資格で医療従事者という貴重な存在です。家庭の事情や出産・育児で退職した方は、一区切りついて再就職を考えることがあります。フルタイムで働くことは難しくても、パート看護師の選択肢もあり、時間を決めた勤務が可能です。病院以外にも、保育園・幼稚園・企業に勤めることもできます。時給制での勤務で、病院により社会保障が受けられることもあるでしょう。パート看護師は、専門サイトで求人を探す方法がおすすめです。まず、なぜ働くのかという目的を持ち、自分が働ける範囲を決めます。条件は妥協せず、ぴったりな職場を見つけてください。自分に合う勤務先なら長く勤められ、スキルアップも望めます。応募前に希望する勤務先の雰囲気も知っておくことが大切です。居心地がいい職場だと感じられたら、安心して勤められるでしょう。