現役看護師に聞いた、看護師になるために必要不可欠な4つの条件
看護師は人の身体や心をケアする大切な仕事です。
専門知識が必要なのは当然ですが、体力・精神的にかなりの労力がかかります。
従って、看護師の仕事はスキルや知識だけでなく、メンタルの部分もかなり重要になってくるのです。
ここでは、そういった看護師に必要なすべての事を調査した上、これから看護師を目指す皆様にまとめてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
1.看護師に必要な条件
まず、看護師として働けるか否かは、国が定めた規則に沿って決まります。
高卒以上、さらに特定の養成施設で3年以上の勉強をして、国家試験に合格しなければ働くことができません。
特定の養成施設とは一般的に大学や保健師学校や看護学校のことで、全国に200以上の施設があります。
このような過程をクリアすれば、誰でも看護師になることができます。
学生の頃から看護師を目指す方もいれば、社会に出てからチャレンジする方もたくさんいます。
年齢制限は一切ありませんので、思い立った時がチャンスなのかも知れません。
2.看護師に必要な資格
上記の過程によって看護師の国家資格を取得することができます。
現在働いている多くの看護師は、この国家資格を取得して働くことができているのです。
ただ、もう一つの方法で看護師を目指すことができます。
それは「准看護師」と言う職種になり、大まかな就業までの過程は同じですが、看護師は国家資格であるのに対して、准看護師は都道府県から発行された免許に基づき働くことができるのです。
従って、大きく分ければ看護師に必要な資格は2パターン選択できると言えるのです。
3.看護師に必要な心構え
冒頭でもご説明しましたが、看護師はかなりのメンタルを要す仕事です。
患者と医師の板挟みになる仕事であり、患者の家族とのコミュニケーションも必要なのです。
さらに、看護師は病院の「顔」でもあります。患者は看護師の仕事や行動をよく見ているので、医師や上司・先輩看護師はもちろん、患者の前でも気を張った状態で働かなければなりません。
業務内容も、問診や各種医療行為にとどまらず、患者の食事や排せつの補助や入浴の介助、さらにはベッドメイキングまでもが看護師の業務になります。
このような環境から、メンタルの部分でたくさんの看護師が現場を離れています。
とは言え、このような業務は患者と密接にやりとりをする看護師にしかできない仕事なので、このような業務の先には、患者からの温かい感謝や愛情を感じることもできるのです。
4.求められる看護師の人物像
看護師に求められる人物像としては、使命感を持てる人と、人の温かみを感じることができる人です。
使命感を持つことは誰にでもできるわけではありません。
時には自分の時間が犠牲になることもありますし、自分の考えを意見できない場合もあります。
ただ、「患者のために」と言う使命感があれば、難しい要求や問題に直面してもシンプルな答えを導き出すことができます。
次に、看護師の仕事はつらい事もたくさんあります。
時には患者が命を落とす瞬間を目の当たりにすることもあるでしょう。
そんな時、「人の尊さや温かさ」を感じることができる人が求められるのです。
当然、仕事として業務的にしなければならない事もたくさんあります。
しかし、人とのかかわりの中で仕事ができると言うことは、本来人間が持つ感情を共有できる人間がふさわしいのです。
「患者と一緒に働く」と心から思える人が、看護師に求められる人物なのです。
以上の4点が、現役看護師が話す、看護師に必要な条件になります。
細かく挙げるときりがありませんが、上記の4点をしっかりとクリアし、目指すべき看護師の道を切り開いてください。