看護師の働き方は1つじゃない！ 看護師を求める職場や働き方を紹介！

「看護師の資格は持っているが、子育てや介護で病院に勤務することが難しくなった」と悩んでいる人は多いと思います。しかし、看護師の勤務先は病院だけではありません。「病院以外で看護師が働ける場所や、働き方を探している」という人もいるでしょう。また、看護師として働き続ければ、キャリアを中断させずにすむのもメリットです。

今回は、看護師の働き方について紹介します。

1. 看護師の働き方は多種多様
2. 自分に合った職場の選び方
3. 看護師の転職方法
4. 看護師の働き方に関するよくある質問

この記事を読めば、看護師が病院以外の職場で働くメリット・デメリットがよく分かるでしょう。看護師の働き方について知りたい人や転職を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1．看護師の働き方は多種多様

はじめに、看護師を求めている職場や働き方などを紹介します。

1-1．病棟勤務は負担が大きい

看護師の資格を活用して働ける職場といえば、病院が真っ先に思い浮かびます。その中でも、入院患者を抱える病院での病棟勤務は、技術の習得やキャリアアップに最適です。その一方で、勤務時間が不規則になりがちで仕事内容も心身ともに負担が大きいというデメリットがあります。育児や介護・家事と両立するのは難しく、これらを理由に離職する人も珍しくないでしょう。

1-2．働き方を変えれば余裕が生まれる

看護師資格を活用して働ける職場は、病棟以外に以下のような場所があります。

• 一般企業（医務室など）
• 学校（保育園～大学まで）
• 児童養護施設（乳児院など）
• 献血ルームや健診センター
• 旅行業務（ツーリストに同行する）
• 入院設備がないクリニック
• 介護施設
• 訪問看護

このような職場は、勤務時間が決まっていたり仕事内容が限られていたりするので、余裕を持った働き方ができるでしょう。

1-3．ライフスタイルに合わせた働き方が大切

看護の技術は日々進歩しています。病棟勤務が大変だからと離職して別の職に就けば、看護師として復帰するのが難しくなりがちです。しかし、ライフスタイルに合わせて日勤だけ・夜勤だけ・短時間勤務などの働き方が選べれば、看護師としてのキャリアを失うことはないでしょう。また、時間や体力に余裕ができたら病棟勤務にも戻りやすいというメリットもあります。

2．自分に合った職場の選び方

この項では、看護師を求めている職場の働き方の違いやそれぞれの特徴、メリット・デメリットなどを紹介します。

2-1．勤務時間で選ぶ

一般企業や学校、入院施設のないクリニック・健診センターなどでは、日勤のみが基本です。残業もないところが多いでしょう。「夜勤は無理でも日勤だけならできる」という人に向いています。反対に、雇用形態を気にしなければパートやアルバイトとして夜勤限定で働くこともできるでしょう。

2-2．仕事内容で選ぶ

職場によっては、看護師の仕事は血圧測定や採血、患者さんへの説明だけと限られているところがあります。一方、訪問看護やツーリスト看護師のように、病棟勤務では経験できない仕事ができる職場もあるでしょう。自分が望む仕事ができる職場を探し、転職するのも1つの方法です。

2-3．雇用形態もさまざま

看護師を募集している職場は、雇用形態もさまざまです。正社員として働いてほしいところもあれば、パートやアルバイトとして募集をかけているところもあります。また、1日だけ勤務する単発派遣でも看護師を募集しているところが珍しくありません。正社員は給与や福利厚生の面で優遇されますが、責任重大で勤務時間が長い傾向があります。一方、パートやアルバイトは給与や福利厚生は正社員に及びませんが、短時間勤務が可能です。ライフスタイルの応じて働き方が選べるので、働きやすい職場を選びましょう。

2-4．病棟勤務への復職を見据えて働く

看護師として長期間働いていない場合、復職の意志はあっても勤務についていけるか心配と悩む人もいるでしょう。そんな人には、まず短時間のパートから始め、仕事になれて技術やカンを取り戻したら改めて病院へ転職するという方法もあります。

3．看護師の転職方法

この項では、看護師の転職事情や転職方法を紹介します。

3-1．看護師の転職は専門サイトを利用すると便利

看護師を求めている職場はたくさんあるため、専用の求人サイトもあります。ハローワークや一般的な転職サイトを利用するよりも求人が多く、サイトによっては転職相談もできるでしょう。さらに、キャリアや希望する仕事を登録すれば、スカウトされることもあります。転職サイトを利用する前に・自分の希望する働き方、雇用形態・給与などを明確にしておくことも大切です。

3-2．看護協会を頼る

各自治体に支部がある日本看護協会では、看護師の転職相談や復職支援などを行っています。復職支援を受ければ、就職先も紹介してもらえることもあるでしょう。「長い間ブランクがあり、復職したいが仕事についていけるか不安だ」と悩んでいる人は、一度お住まいの自治体の看護協会のサイトをチェックしてみましょう。

3-3．仕事の内容や条件をよくチェックすることが大切

「よさそうな求人を見つけ就職したら、求人情報の条件と全く違った」というケースは、決して珍しくありません。転職活動中、面接にのぞんだ際、仕事内容や給与・福利厚生などをしっかり確認しましょう。可能ならば、職場を見学させてもらうといいですね。短期間の勤務や単発派遣などは、実際にその仕事を行った人の口コミや経験談などを確認しましょう。仕事のイメージがつかみやすくなります。

4．看護師の働き方に関するよくある質問

この項では、看護師の働き方に関する質問を紹介します。

Q．看護師の資格を活用して転職し、成功するために気をつけるポイントはなんですか？
A．働き方・給与・福利厚生の中で何を最優先にするかまず決めましょう。また、「頑張ればやっていける」という考え方は禁物です。

Q．病棟勤務以外で働くデメリットはありますか？
A．仕事がルーチンワークになりがちで、最新の技術に触れる機会が少ないというのが最大のデメリットです。病棟勤務に復帰したくても、技術についていけないというケースもあるでしょう。

Q．1日だけの勤務で働く場合、どのような仕事がありますか？
A．イベントでの医務室勤務や、旅行の付き添いなどが代表的なものです。

Q．看護師として経験が浅くても病棟勤務以外で働けますか？
A．はい。働ける職場もたくさんあります。

Q．看護師の復職支援を受けたら必ず就職しなければなりませんか？
A．そのようなことはありませんが、支援を受けたい人が多数いる場合は、職の意志が強い人のほうが優先されるでしょう。

まとめ

今回は看護師の働き方について解説しました。看護師は激務というイメージがありますが、職場を変えることで余裕のある働き方が可能になります。「病棟勤務が大変で離職しようか悩んでいる」という人は、一度、病棟勤務以外の道はないか探してみましょう。