大変だけれどやりがいがある。小児看護専門看護師になるには?
現在、医師だけでなく看護師にも高い専門性が求められるようになりました。
そのひとつが、小児看護専門看護師です。この資格を取るためにはどのような資格や経験が必要なのでしょうか?
今回はそれをご紹介しましょう。小児看護専門看護師に興味がある方はもちろんのこと、看護師を目指す方もぜひ読んでみてくださいね。
小児看護専門看護師とは?
けがや病気になると大人でも不安になります。まして子供ならばなおさらでしょう。
病気になったり怪我をしたりした子供たちが健やかに成長できるように看護面から質の高いケアをする役割を担うのが、小児看護専門看護師です。
また、小児看護専門看護師の仕事はこれだけではありません。
子供の親の不安を和らげる指導や説明をおこない、場合によっては定期的に受診を促す連絡を取り続けることもあるでしょう。
つまり、看護と教育の両方を行うことが求められる仕事なのです。大変ですが、やりがいを感じて志す人は多いのですよ。
小児看護専門看護師になるためには?
小児看護専門看護師の資格を取るためには、以下のような経験や実績、視覚が必要です。
- 正看護師免許(看護専門学校や看護大学で取得します)
- 5年以上の実務経験(うち3年は小児看護に携わっていること)
- 実績報告書の提出(直接的な看護の実践を2例、看護職を含むケア提供者に対するコンサルテーションを1例、ケアを行う保健医療福祉関係者間のコーディネーションを1例、看護師などに対する教育を実施した教育活動を1例)
- 看護大学系の特定の専門分野を修了すること。
- 日本看護協会の認定審査(書類審査、筆記試験)に合格し、認定証の交付を受けて登録する。また、資格取得しても5年ごとに書類審査による更新があります。
小児看護専門看護師が必要とされる職場とは?
このように、小児看護専門看護師の資格を取るのは大変です。合格率は90%以上と、とても高いのですが、
資格試験を受けるための資格を得るまでに最低でも7年程度はかかるのです。
しかしだからこそ、小児看護専門看護師は医師や他の医療スタッフからの信頼も厚く、
難病の子供が多く入院している大学病院やこども医療センターなどからの求人がたくさんあります。
また、病気や障害を持った子供たちが通うリハビリセンターなどで働く看護師も多いのですよ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は小児看護専門看護師についてご紹介しました。
専門看護師になるためには、努力と時間が必要ですがその分野でより質の高い看護を目指すのならば取得しておいて損はありません。
「この分野を極めたい」と思う科を見つけたらぜひ挑戦してみてくださいね。