看護師として知っておきたい急変時の対応方法!4つのポイント
看護の現場では頻繁に患者さんの急変が起こりますよね。
看護師としてある程度経験を積んでいると冷静に対応することができるようですが、それでも「急変時の対応は緊張する」という看護師が多いのです。
患者さんの急変は一刻を争う事態になりますので、的確な判断力と正確な行動が求められることでしょう。
だからこそ、日頃から急変時の対応について学んでおくことは大切なんですよ。
あなたも、患者の急変時に看護師はどのような対応をすれば良いのか知りたいと思っていませんか?
そこで本日は、看護師に求められる急変時の基本的な対応を4つご紹介致します。日頃から対応方法を意識しておくなら急変時にも落ち着いて対応することができるでしょう。是非お役立てください。
その1:患者さんの様態をチェックし、必要な人員を集める
患者さんが急変したらまず気道を確保します。その後様態を簡単にチェックしてください。
- 脈の状態
- 皮膚の状態
- 自発呼吸があるか?
- 顔色はどうか?
患者さんが急変したらこのような点を声に出してチェックし、患者さんの様態を把握してください。
様態のチェックが終わったら応援を呼びましょう。突然患者が急変するとびっくりすると思いますが、ひとりで対応することは不可能です。焦らず速やかに必要な人員を集めてください。
- 自分の名前と部署
- 患者が急変した場所
- 患者の状態
- 何が必要か?
これらの点を伝えて応援を呼びましょう。リーダーがいる場合はすぐにリーダーに知らせて指示を仰いでください。
急変時の対応には4人から6人程度の看護師が必要になります。
その2:家族への連絡
患者が急変し危険な状態になった場合は家族に連絡する必要があります。
しかしながら、このタイミングはとても難しいと言われています。なぜなら、急変した患者さんがその後どうなるのかわからないからです。
リーダーがいる場合はその人が家族に連絡するか他の看護師に連絡するように指示を出すことでしょう。その指示に従ってください。
人が少ない夜勤時の場合は自分で判断する必要がある場合もあるでしょう。そのような時に落ち着いて対応できるよう「急変した時にどのタイミングで家族に知らせるか」という点をリーダーや担当医に確認しておきましょう。
その3:医師に連絡
患者が急変した場合は家族だけでなく医師に知らせる必要があります。医師に連絡する場合は次の点を伝える必要があります。
- 自分の名前と部署
- 患者さんの名前
- 観察してわかった患者さんの状態
- 必要と思われる処置について尋ねる
完結明瞭に伝えるようにしましょう。
医師から何か指示を与えられた場合はそれをメモしておくことも大切です。また、医師が到着する前にバイタルの確認を済ませて置きましょう。
その4:正確な記録を取る
正確な記録を取ることも急変時の対応として大切な事柄です。忘れずに行いましょう。
記録は正確に取る必要があります。
- 急変下時間
- 薬剤の投与時間
- 処置内容とその理由
これらの点をしっかり記録しましょう。分からない点は憶測で書くのではなく知っている人に尋ねるか「不明」と記録する必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では看護師に求められる急変時の対応を4つ紹介しました。
- その1:患者さんの様態をチェックし、必要な人員を集める
- その2:家族への連絡
- その3:医師に連絡
- その4:正確な記録を取る
患者さんが急変した場合は看護師としてこのような対応をする必要がありますよ。これらはあくまでも基本的なことなので状況によってするべき事柄は異なります。日頃から先輩の看護師に急変時の対応について聞いておくことで、突然患者さんが急変した時も落ち着いて行動することができるでしょう。