テレビ番組でも注目!急増するアルツハイマー型認知症にアロマの効果
65歳以上の10%が発症すると言われている認知症は今やガンと並ぶ国民病の一つ。 完全な治療法も予防の手立ても確立していない現状ですが、薬に頼らない認知症対策として、今、注目されているのがアロマセラピーの効果です。
- 嗅神経をアロマで刺激
- 認知症を予防するアロマレシピ
- アラフォーを過ぎたら認知症予防を
1.嗅神経をアロマで刺激
日本を代表する認知症・アルツハイマー病研究者の一人、鳥取大学医学部・浦上克哉教授は、20年以上にわたる研究と臨床経験から認知症の発症に嗅覚の働きが深く関わっていることを発見し、 実験を重ねた結果、嗅覚と認知症の密接なつながりを確信しました。
アルツハイマー型認知症では、最初にダメージを受けるのが「嗅神経」で、嗅覚機能が低下してしまうため、嗅神経を何かの香りで刺激することによってその機能を再生させ、さらに記憶を司る脳の中の海馬にも刺激を与えて活性化させます。 脳に認知症の原因物質が溜まると海馬より先に嗅神経が弱りますが、嗅神経は再生力が高いので適度な刺激により回復することができるのです。 そこで注目したのがアロマセラピー。
10年以上に及ぶ研究の結果、アロマオイルの中でも効果的に嗅神経を刺激する組み合わせを発見し、認知症予備軍だったお年寄りたちの認知機能を改善して認知症の発症を防ぐなど劇的な効果をあげてきました。
2.認知症を予防するアロマレシピ
- 昼用アロマ:ローズマリー(2)+レモン(1)
交感神経を刺激し、脳を活発に働かせる。 - 夜用アロマ:ラベンダー(2)+オレンジ(1)
副交感神経を刺激してリラックスを促す。
昼は午前中に2時間程度、夜は就寝前に1〜2時間、空気中に香気を拡散する芳香浴として取り入れるのが効果的。 アロマオイルは植物から抽出したオーガニック精油を選ぶことが重要。 また、強すぎる香りは不快感や頭痛のもとになるため注意しましょう。 日常的にペンダントやタオルにオイルを染み込めせて身につけるのもよいでしょう。
3.アラフォーを過ぎたら認知症予防を
認知症は65歳から発症しやすいと言われていますが、40〜50代からでも十分予防は可能だそうです。日頃から運動や脳を活性化させるための生活習慣を意識することが大切ですが、 「物忘れが出てきたかな?」と思う人は、アロマセラピーを取り入れてみませんか。
参考
鳥取大学医学部・浦上克哉教授
http://www.med.tottori-u.ac.jp/bioreg/327/460/1357.html
鳥取大学発「株式会社ハイパーブレイン」
http://hyperbrainlabo.com/index.shtml
たけしの健康エンターテインメント みんなの家庭の医学(ABC朝日放送)
http://asahi.co.jp/hospital/onair/140225.html
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございます。ブログランキングに参加しています。この記事が参考になった方は↓このボタンクリックしてくれると嬉しいです。