看護師は休職しても復帰しやすい?

看護師は休職しても復帰しやすい? 休職の理由や復帰の現状・方法を解説

元看護師のゆかり

【執筆者プロフィール】

はじめまして!元看護師のゆかりです。実際の現場での経験や知識を活かし、信頼性の高い情報を提供するよう努めています。最新の求人情報やキャリアアップのヒントなどをインスタグラムツイッターでも発信していますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです!情報を随時更新していますので、ぜひご覧ください。※プロモーションを含みます。

看護師はやりがいがある一方、心身共に負担が大きな仕事です。育児や介護との両立も難しく、出産や親の病気等が原因で離職する人も珍しくないでしょう。また、心身に負担をかけすぎて仕事の継続が難しくなり、休職を選択する看護師もいます。その一方で、「復職を考えているが、以前と同じように仕事ができるか不安だ」と悩んでいる人も多いでしょう。

そこで今回は、看護師の休職事情や復職する際に気をつけること、看護師の復職支援制度などを紹介します。

  1. 看護師が休職する理由
  2. 看護師が復帰する理由や復帰が難しくなる原因
  3. 看護師が職場へ復帰する方法
  4. 看護師の休職や復帰に関するよくある質問

この記事を読めば、復職の不安も和らぐことでしょう。休職や復職を考えている看護師さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

1.看護師が休職する理由

看護師が休職を選択する理由としては、育児や介護との両立が難しくなった・体調不良・精神的な負担が強くなったなどが多いでしょう。看護師は心身ともに負担が大きな仕事なので、時間的な余裕がなかったり心身に不調が出たりすると休職を考えがちになります。また、看護師は資格職で常に一定の求人があるため、ほかの職業に比べると復職しやすい背景があるため、一定期間の休職を選択するケースも珍しくありません。

2.看護師が復帰する理由や復帰が難しくなる原因

この項では、看護師が職場に復帰をする理由や、復帰が難しくなってしまう原因を紹介します。

2-1.看護師が復帰を考えるとき

看護師だった人が仕事復帰を考えるのは、心身共に余裕ができたときが多いでしょう。たとえば、子育てや介護が一段落したときや、心身の不調が回復したときなどです。休職から復帰までにかかる時間は人によって異なり、数か月で復帰する人もいれば、復帰まで10年以上かかる人もいるでしょう。

2-2.看護師が復帰をためらう理由

現役復帰を考える看護師がいる一方で、復帰したい気持ちがあるが、行動を起こせない人もいます。現在の医療技術は日進月歩であり、休職していた期間が長いほど、自分の持っている技術が現場で通じなくなっている可能性が高いでしょう。そのため、復帰をためらう人も多いのです。また、勤務時間と自分の働きたい時間が合わない、育児や家事と仕事の両立ができるか不安だと復帰をためらっている人もいるでしょう。

2-3.看護師を取り巻く現状

現在は、医療だけでなく介護の現場でも看護師は必要とされています。高齢者の増加により、看護師を必要とする職場は、さらに増加すると考えられるでしょう。すでに一部の職場では、看護師不足が深刻な状況になっています。医師不足は10年ほど前から問題になっていましたが、看護師不足も問題となっているのです。そのため、看護協会や病院が看護師の復帰をサポートする動きが始まっています。

3.看護師が職場へ復帰する方法

この項では、看護師が職場へ復帰する手順や注意ポイント、職場の選び方などを解説します。

3-1.復帰を決意したら、まず行うこと

看護師としてまた働きたいと復帰を決意した場合、まずは家族の理解を得ることが大切です。特に、産休・育休明けの場合は、家族のサポートがなくてはスムーズに復帰することは難しいでしょう。また、復帰を考えている人が家事を担当していた場合、家事の分担等も家族の中で話し合いをしてください。

3-2.ブランクがある人は、再研修を受けよう

年単位で休職期間がある場合、どうしても技術の進歩や新しい知識についていけなくなりがちです。ですから、いきなり職探しをするのではなく、まず看護協会や病院などが主催している復職のための研修会などに参加してみましょう。主催団体によっては、就職の相談もできます。

3-3.どのように働きたいか、ビジョンを明確にする

看護師は、いろいろな働き方ができる仕事です。24時間3交代で働ける職場もあれば、日勤だけ、夜勤だけといった働き方もできます。どのように働きたいか、ビジョンを明確にすれば職探しもスムーズに行えるでしょう。

3-4.1日だけ働くこともできる

イベントの救護室などの仕事は、1日~数日だけといった働き方もできます。「いきなり長期で働けるかどうか心配」という場合は、まず1日だけ働いてみましょう。また、総合病院だけでなく、介護施設や企業の救護室などの求人も探してみると、短期間の募集が見つかるかもしれません。

3-5.求職の方法

現在は、看護師専門の転職サイトも豊富です。ハローワークや一般的な求人サイトよりも情報量が多く、条件を詳しく指定することもできます。看護師専門の転職サイトを活用してみましょう。また、休職前に働いていた際に築いた人脈も活用できます。「仕事を探しているんだけど」と知らせておけば、思わぬところから求人情報が入ってくる可能性もあるでしょう。

4.看護師の休職や復帰に関するよくある質問

この項では、看護師の休職・復帰に関するよくある質問を解説します。

Q.まだ、新人のころに離職してしまったので復帰する勇気が出ません。
A.キャリアをまだ十分に積んでいない新⼈のうちに休職すると、そのような考えになる人は珍しくないでしょう。しかし、これからキャリアを積めばいいと前向きに考えるのも1つの方法です。復職支援制度なども利用してみてください。

Q.看護師は何年くらい離職していても復帰ができますか?
A.人によっては、15年間離職をしていたが、復帰した人もいるので一概にはいえません。でも、やる気さえあれば復帰はできるでしょう。

Q.子育てと仕事を両立するために気をつけるポイントはありますか?
A.家事にかける手間をできるだけ減らしましょう。便利な家電や食材の宅配、ハウスキーパーなどをフル活用してください。

Q.がっつりと稼ぎたいのならば、やはり夜勤を入れたほうがいいでしょうか?
A.確かにそうですが、それで生活が乱れたり体を損ねたりしてはどうしようもありません。無理のない範囲で働きましょう。

Q.病院勤務しか経験がない場合でも介護施設などで看護師として働くことはできますか?
A.もちろんです。職場によって看護師に任せられる仕事が全く異なるということは、ないでしょう。技術があればどこの職場でも働けます。

まとめ

いかがでしたか? 今回は看護師の休職事情や職場復帰の方法を紹介しました。看護師は、高い専門技術が必要とされる仕事です。そのため、一度休職や離職をすると復帰しにくくなってしまう人もいるでしょう。しかし、現在は復帰をサポートするシステムも充実してきました。仕事への意欲が再び出てきたら、ぜひ、復帰を考えてみてください。

看護師タイプ診断

今よりも良い条件・環境で働きたい方へ

最も看護師さんに選ばれている
「レバウェル看護」がおススメ!

レバウェル看護

レバウェル看護は看護師転職サイトの中でも最大級である141,300件(2023年2月時点)の求人を保有しています。またレパレジーズ株式会社が実施した調査によると、「友達に勧めたいサービスランキング」で第1位に選ばれました。
看護師、保健師、助産師など、医療資格を持つ方々の転職を専門とし、非常に質の高い求人情報を多数扱っています。また、アドバイザーは年間4,000回以上の職場訪問を行い、求人票には記載されていない内部情報にも詳しいです。LINEを利用して連絡ができるため、隙間時間を活用してやり取りを進めることもできます。

サービス満足度No1!

都道府県から求人を探す