裸足の季節に向けて! 頑固なタコ・ウオノメを徹底ケア
ゴールデンウィークも終わって初夏の陽気になってきました。サンダル・ミュールで出かける事も多くなりますが、裸足になると気になるのは指や足の平にできた厚い角質。見た目も良くありませんが、歩くと痛かったり、腰痛・肩こりなどの原因になることもある様です。ひどくなる前にチェックとケアをしましょう。
- 「タコ」と「ウオノメ」どう違うの?
- 「タコ」「ウオノメ」ができる原因は?
- 「タコ」「ウオノメ」が腰痛や生活習慣病の原因に?
- 再発を防止するフットケアの方法
- 簡単にできる足裏マッサージ
1.「タコ」と「ウオノメ」どう違うの?
「タコ」も「ウオノメ」も皮膚に対する圧迫や摩擦が繰り返される部位にできやすいといった特徴があります。長時間、圧迫や摩擦がある特定の部位に繰り返し起こると、皮膚は皮膚を守るための防衛反応が働いて角質がどんどん厚くなっていくのです。
「タコ」は、足の裏・指が靴などにあたってその部分が角質化した状態のこと。座りダコのように足の甲にできる場合もあります。皮膚が厚く盛り上がって手でさわると固く感じます。 痛みはほとんどなく、むしろ感覚が鈍くなっていることの方が多いようです。
「ウオノメ」は、角質化した部分の中央に楔形の芯(核)ができて、ヒフの奥深く(真皮)へと入り込んでいったものです。楔形に変形した芯(核)が、痛みを感じとる神経を刺激するため、外部から刺激を受けるとひどい痛みを感じるようになります。
2.「タコ」「ウオノメ」ができる原因は?
足に「タコ」や「ウオノメ」ができる原因の多くは、合わない靴を長時間はいて歩いたり、ヒールの高い靴で足の前の部分にばかり体重がかかったり、歩き方の癖でいつも同じところに体重がかかったりすることです。 特に、開張足の人は「タコ」や「ウオノメ」ができやすくなります。また、衝撃吸収性の低いソール部分が薄いサンダルやミュールで固い地面を歩くのも良くありません。
開張足とは・・・ 健康な足は、親指から小指の5本の指の付け根を結ぶとアーチができ、そのアーチがあることによって地面からの衝撃を分散・吸収してくれているのですが、そのアーチがなく、前足部が扇状に広がり平らになる状態の事を開張足と呼びます。
3.「タコ」「ウオノメ」の改善方法
3-1.タコ
「タコ」は皮膚が硬くなって肥厚している状態ですので、その部分にサリチル酸の絆創膏や液体の治療薬をつけて、白くふやかしてやわらかくします。「タコ」の原因となっていることを取り除けば、治療をしなくても肌のターンオーバーに合わせて数ヶ月で消滅してしまうものです。
3-2.ウオノメ
市販のサリチル酸の治絆創膏や療薬を使って自分で削ったりする人も多いようですが、核が残りがちですし細菌が入って化膿する場合もあるので、皮膚科で局所麻酔・レーザー等を用いて取り除いてもらうのが確実です。 ごく稀なケースですが、糖尿病などの人が自己治療して化膿させてしまったケースもありますし、自己判断でウオノメだと思って市販薬を使っていましたが実はウオノメではなく悪性腫瘍だったケースもあります。 なかなか治りにくい時や色が変だと思った時には皮膚科を受診しましょう。
3.「タコ」「ウオノメ」が腰痛や生活習慣病の原因に?
「タコ」や「ウオノメ」ができている人は身体の土台となる足裏が不安定なケースが多く、また、痛みのある「ウオノメ」は、痛をかばう不自然な歩き方になります。そのため、足首・膝・骨盤・腰などに負担がかかり腰痛や膝痛の原因になります。また、首の異常が隠れた原因となって起る頭痛・肩こり・めまいなどが伴う自律神経失調症や生活習慣病になってしまう事もあります。最近では変形性膝関節症の原因の一つにも挙げられています。
4.再発を防止するフットケアの方法
根本的な発生原因を減らすケアが大切です。
- 「タコ」「ウオノメ」ができたら衝撃吸収材で保護する
- 足に合った靴・目的に合った靴を選ぶ
- サンダル・ミュールにはクッション性のある中敷きを使用する
- 足の指を使った正しい歩き方を変える
- 足裏マッサージで、足裏をまんべんなく刺激して血液の循環を良くする
5.簡単にできる足裏マッサージ
ゴルフボールを床に置いて、立った姿勢からほどよく体重をかけて片足で乗り、前後に転がしてみましょう。(椅子に座った状態でも可)目安は片足5~6分。各指や指間には手の指を入れて伸ばす様にします。両足の指で足指じゃんけんをするのも指に刺激を与えます。
まとめ
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