「毎日の緑茶習慣が認知症の予防に効果あり」緑茶を毎日美味しく・簡単に飲む方法
今年も新茶が出回る季節になりました。以前から緑茶には免疫力アップや脂肪燃焼効果、糖尿病予防などの効能が科学的に立証されていますが、今回、金沢大学医薬保健研究域医学系の山田正仁教授(神経内科学)らの研究グループが、『緑茶をよく飲む人ほど認知機能が低下しにくい』とする研究成果を米科学誌に発表し、話題になっています。
「毎日の緑茶」で認知症のリスクは1/3
研究には七尾市中島町の住民(60歳以上の490人)が協力し、認知機能が正常な人について緑茶を「全く飲まない」「週に1~6回飲む」「毎日1杯以上飲む」のグループに分け、継続的に認知機能や血液の検査を行った結果、認知機能の低下が見られたのは、毎日飲む習慣があるグループで157人中 18人(11%)、緑茶を飲む習慣がないグループでは138人中43人(31%)、毎日1杯以上飲むグループは、全く飲まないグループと比べて発症率が約3分の1という結果が出ました。コーヒー・紅茶についても調べましたが、認知機能との関連は確認されなかったという事です。
山田教授は「緑茶に含まれるカテキンやミリセチンといったポリフェノール類に、認知症の予防効果がある可能性がある。解明できれば、有効な予防法の確立につながる」と話しています。
急須で淹れるのが面倒な人でも簡単に飲める方法
淹れ立てのお茶が簡単に楽しめる茶こし付きティーポットボトル
お茶を飲むといっても、最近は「茶葉を急須で淹れるなんて面倒」「急須を持っていない」という理由からペットボトルのお茶で済ませているという人も多い様です。 茶葉から淹れたお茶の香りにはリラックス効果もありますし、味もまったく違います。 いつでも淹れ立ての味と香りが楽しめる茶こし付きマイボトルは、静岡茶商工業協同組合とデザイン集団nendoの共同開発によって作られたもので、アイスでもホットでも使え、またスタイリッシュに持ち運べます。
→ ティーポットボトル 公式サイト
お茶の栄養分が無駄なく取れる粉末茶
茶葉にはビタミンAやビタミンC、ビタミンE、カテキン、食物繊維、クロロフィル、テアニン、カフェインなどの栄養成分が含まれていますが、茶葉を粉末にするとその栄養素を無駄なく取ることができます。 家庭では、すり鉢などですり潰したり、セラミック製のお茶専用ミルなどを使って粉末にし、料理やドレッシングに使えば、飲むだけでなくいろいろな方法で楽しめます。 シャープから発売された「HEALSIO(ヘルシオ)」シリーズのお茶メーカー「ヘルシオ お茶 PRESSO TG-GS10A」は、コーヒーメーカーのような手軽さで緑茶が入れられる”お茶メーカー”として、オフィスでも好評だそうです。
お茶にちょっとひと手間レシピ
- 冷房対策に、手足の冷えに
温かいお茶にすりおろしたショウガを少し入れます。冷房で冷えた身体にじんわり効果。 - 眠気対策に
お茶を濃い目に入れ、炭酸水で割ります。すっきりしますし、臭いの強いものを食べた後などには臭い消しにもなります。
認知症予防の手軽な方法の一つとして、お茶を飲む事を毎日の習慣にしてみませんか。