転職成功コラム
採用したい看護師の条件とは
慢性的に看護師が不足している状況の中、看護師の転職事情は比較的恵まれていると言われています。しかし、求人数は多くても自分の希望に合った医療機関に転職できるとは限りません。それぞれの医療機関が看護師に求めるニーズをしっかり把握することが大切です。多くの医療機関が、採用したいと思う看護師の条件として以下の3点を挙げています。
即戦力になるキャリア・スキルを持っている看護師
現場に看護師が足りていない状況の中、病院が採用したい看護師というのは、教育に手間がかからず即戦力となって働けるキャリアのある看護師です。一般的に看護師キャリアといえば3年以上でしょう。また、働いている期間だけでなく仕事内容も豊富にこなしてきている看護師の方が有利です。
勤務年数と同時に一通りの看護経験を積んだ方を採用する側も求めています。
人間関係を円滑に築く事ができる看護師
看護師の仕事は医療の知識・技術だけでは足りません。患者・患者の家族・医師・他の看護師をはじめとする医療関係者等とのコミュニケーションを上手に図ることは必要不可欠なことです。
ただ仕事を黙々とこなすだけではなく、「人の気持ちがわかる、わかろうと努力できるか」「患者のちょっとした異変に気がつく事ができるか」「声をかける事ができるか」「他の看護師との連絡・協力ができるか」等、人間関係を円滑に築くための心配りが、信頼される看護師としての必要な資質です。
長期間働いてくれる看護師
看護師は一般的な職種に比べ転職が多い傾向にあります。女性中心の職場ということもあり結婚や出産・子育てを機に転職するケースや、専門職として次の就職が比較的容易なことが要因にあげられます。採用する側としては時間も費用もかけて採用するのですから、できるだけ長く働いてくれそうな人を求めます。
転職回数が多く、在籍期間が短くなっている場合は、『転職グセ』があるとみなされて警戒されるケースも多い様です。また、転職理由が勤務先や現状への不満だけというのも面接時の印象が悪くなります。