転職成功コラム

キャリアの棚卸しをしよう

『キャリアの棚卸し』、あまり聞き慣れない言葉でしょう。
看護師だけでなく一般的に転職する際に必要な事は、自分が今までやってきた仕事や考え方・自分の方向性などを振り返り、客観的に見直すという事です。日々の仕事の中ではなかなか自分の仕事を客観的に捉えるのは難しいことです。その上、忙しさや人間関係などで疲れてしまうと、現状への不満や将来への不安に焦ってしまうばかりで、漠然と「今がイヤ」な状態に陥ってしまうものです。

今、転職を考えているのであれば、今まで自分がやってきた仕事内容をまとめてみましょう。
「自分は看護としてどんな仕事をしてきたか」「ど んな仕事ができる看護師か」「どんな看護をこれからやっていきたいのか」ということを紙に書いてまとめてみましょう。これを「キャリアの棚卸し」といいま す。キャリアの棚卸しを行うことで、自分の得意とする事やこだわっている事が見えてくることになり、次のステップとなる転職についてはっきりしてきます。 また、自分自身の看護師としての市場価値を知ることになり、よりよい条件を得る事が可能になります。

まだ転職を考えていない人でも、今の仕事で悩みや迷いがあったときに「キャリアの棚卸し」作業をお勧めします。頭の中にあるモヤモヤした事を紙に書き出すことで、悩みや迷いが解決されることはよくあります。

看護師としてのキャリアの棚卸し方法

  1. これまでの勤務先・配属などを記入して、職歴を書き出します。
  2. 次にその勤務先の人員構成を書き出します。病院の規模・患者数・患者数に対しての看護師数などが項目になります。勤務先での1日のタイムスケジュール・それぞれの勤務先でどのような仕事を担当していたのか・勤務先で自分が果していた役割を書き出します。

このような手順で、これまでの経験・スキルを可視化し、面接時の自分自身のアピールできる強みを見つけます。もし収入や待遇面で不満があって転職を決めたのであれば、次の職場にどんな収入や待遇を求めるのかを整理しておくとよいでしょう。

『キャリアの棚卸し』の方法はネット上でも見つけられますし、転職支援サービスなどの会社でも教えてもらえます。この作業をしないまま転職活動を始めると、「どんな病院に入りたいのかわからなくなった」「転職することが目的になってしまった」など、選択肢の多さに混乱してしまいがちです。「転職をして良かった」を実現するためには、自分のキャリアを一度しっかり分析しましょう。

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