転職成功コラム

失敗しない看護師の転職

転職を考える時、誰もが「今よりもっと良くなるハズだ」と想像します。転職理由は結婚・妊娠など女性のライフステージの変化による事情もありますが、実際は現状に何らかの不満があって転職を考えるというケースも多いのです。しかし、いざ転職してみると「前より大変になった」とか「こんなハズじゃなかった」など転職を後悔しているという事も少なくないようです。

転職には精神的にも物理的にも大きなパワーが要ります。そのパワーを無駄にしないために、多くの看護師達の転職経験に基づいた『失敗しないための3つのポイント』を挙げてみました。

内部事情を含め自分に必要な情報収集を十分に行うこと

転職先の情報は、インターネットをはじめ新聞広告や地元の広報誌・ナースバンクやハローワーク・看護師仲間からの口コミなどがあります。求人情報として書かれている内容は、『給料形態や労働時間などの労働条件』『働いている看護師の数や病院の病床数』などの病院情報でしょう。これらの情報はかならずチェックすると思います。
しかし、募集内容だけでは得られない内部事情もしっかり調べ上げる必要があります。「面接では良い印象だったが入職してみると想像と違っていたという話は非常に多いので、まずは細部まで十分に調べる事が重要です。

自分の優先順位を明確にすること

あなたの転職の理由と目的は何でしょうか。現状の不満だけで、「今より仕事が楽になれば程度の曖昧な理由では転職しても同じ状態が繰り返されるだけです。転職の目的が、給料アップ・スキルアップ・キャリアアップ・労働時間の短縮など、何を優先するのかを明確にした上で適切な職場を選ばなければ、転職は成功しません。また、「能力に合わせた職場選び」ができていない事もあります。どんなに理想的な条件だったとしても、自分のキャパシティを超える職場で長く働き続ける事は難しいのです。

自分の希望をしっかり伝えること

看護師の転職失敗例の中には、面接で病院側の雰囲気の飲まれてしまい、避けたかった夜勤や残業もついつい了承してしまったというケースや、希望の診療科があったのに自分の希望を伝えることができず、予定していなかった診療科へ配属されてしまうケースがあります。面接では募集内容と異なる内容を説明される事も多く、いかに自分の希望や意志を貫くかがポイントになります。

面接で、『聞きにくいことでもしっかりと聞く、言いにくいことでもしっかりと伝える』というのは、なかなか難しい事ですが、「まあいいや」と流されるままに採用されてしまう看護師は、転職を繰り返しても希望の職場に巡り会う事はできません。

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