転職成功コラム

転職情報はどうやって見つける?

看護師の求人情報は多くのメディアで公開されています。
では、実際に転職したいと思ったとき、具体的にどうやって転職情報を集めたらよいのでしょう。ここでは求人を探すための一般的な方法をご紹介します。

看護師専門の求人サイト

今の時代、スマートフォンやPCを利用して情報収集するのが最も効率的な方法です。看護師に特化した看護師専門の求人サイトの大きな魅力は、様々な条件の求人が集約されているという点でしょう。また、新しい情報が更新されていることも多く、新鮮な求人情報に出会えます。

会員登録の手間は数分程度の簡単なもので、会員登録すると非公開の求人情報も見ることができます。いくつかのサイトで求人情報を比較検討するのに向いています。サイトによって、「求人の紹介のみ」「転職するまでのコーディネートを行う」「転職前~転職後のフォローまで行う」など、運営会社による対応の差があります。無料で会員登録できる場合がほとんどですが、サイトによっては求人対応エリアに制限を設けている場合があります。

利用する上で注意すること

数多い看護師の求人サイトの中からどのような会社を選ぶべきなのか、運営会社の判断基準として注意したいポイントは次の様な点です。

  • 希望条件以外の施設への転職を必要以上に斡旋してくる
  • 個人の意図を確認せず、強引に転職させようとする
  • 「業務委託」「請負」などの契約を謳い、違法派遣を行っている
  • 登録削除や退会方法が明記されていない
  • 会員登録の際、入会料や紹介料を請求してくる

特に、違法派遣によって働いていたという職歴は、重大なマイナスポイントとして評価されてしまう場合があります。見極めることは難しいことですが、甘い言葉や勧誘に引っかからないよう冷静に判断しましょう。

コミュニティサイト(掲示板・SNSなど)

看護師だけのコミュニティサイトは契約形態別・地域別にコミュニティが形成されているものが多く、より具体的な情報交換を期待できます。サイトによっては、病院名などを具体的に挙げて情報交換されているケースもあります。また、掲示板やSNSで知り合った者同士が個人間なやりとりに発展することもあり、看護師ならではのリアルな情報を得られることもあります。

利用する上で注意すること

コミュニティサイト特有の匿名性という点で、情報の信憑性に不安がありますし、サクラやなりすましの存在も否定できません。また、個人情報をむやみに公開するのは悪用されることもあり危険です。

  • 個人が特定される様な情報を公開しない
  • 気になる情報は鵜呑みにせず求人先に直接問い合わせる

などの対策を取りながら利用しましょう。

新聞・雑誌などの求人広告

看護師向けの雑誌や看護系フリーペーパー、一般向けの新聞などの求人広告欄には必ずといっていいほど求人情報が掲載されています。地方新聞の求人広告欄・折り込みチラシの求人などを活用すれば、勤務希望エリアに絞った求人を手に入れることができます。

利用する上で注意すること

誌面掲載上のスペースが限られているため、最低限度の情報しか得られない場合が多いので、実際に求人先へ問い合わせする必要があります。

ハローワーク・ナースセンターの求人バンク

国家機関として、国民のために求人情報を提供しているのがハローワークです。また、ナースセンターは厚生労働大臣認可の無料職業紹介所で、いわば看護職のハローワークです。
病院・施設からの仲介料・広告料収入目的の営利企業などとは根本的に異なり、信用のある情報も多く取り扱っています。

利用する上で注意すること

ハローワークやナースバンクの相談員は基本的に「相談に乗るだけ」のスタンスです。それらを通して応募した場合には、業務内容や給与額などもすべて面接時に自分で交渉することになります。また、営業時間が限られているので紹介までに時間がかかる場合もあります。

友人・知人からの情報

友人の口コミも、大切な情報源です。情報の信憑性という点では最も安心できる求人探しといえます。求人側には直接聞けないような裏側の情報を得られる場合もあります。また、転職を考えている看護師と協力し合うことで、お互いに効率のよい情報収集ができるでしょう。

利用する上で注意すること

職場の環境や人間関係の受け止め方は人によって違います。友人にとっては快適な環境に思えても、自分にとっては合わない、ということもあります。特に知人の紹介になると、なかなか本音が言いにくいということもあります。

病院サイト

病院が開設しているオリジナルのサイトは、チェックする人も少なく、意外に良い情報にめぐり合える可能性も大きい穴場的な探し方です。競争も比較的激しくないので、即採用ということもあります。

利用する上で注意すること

サイトの更新が頻繁でなく、掲載されている情報が古かったりする場合があります。

それぞれの特徴を知り、自分にあったやり方で求人情報を探していきましょう。

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