転職成功コラム
転職失敗談から学ぼう
看護師の有効求人倍率は・転職採用率は他の業種に比べてかなり高くなっています。
しかし、採用率の高さ=転職成功率とは限りません。実際に転職した看護師でも、「失敗した」「こんなハズではなかった」と思っている人も少なくありません。
インターネットで「看護師転職失敗談」と検索すると、個々の事例がたくさん載っています。同じ様な失敗を繰り返さないように、転職活動をする前には失敗事例に目を通しておくことをお勧めします。
通勤務先が遠すぎて続かなかった、近すぎてすぐ呼び出される・・・
- 憧れていた医療機関だったので、通勤時間や業務内容を二の次にして転職。子育て・家事もあった身に片道1時間以上の通勤時間は無理がありました。結局試用期間でギブアップ。次は家から自転車で通勤できる圏内で探そうと思います。
- 通勤時間が勿体ないと思って自転車でも通勤できる介護施設に転職したけれど、オンコールで呼び出されるケースが増えてしまいました。
- 家の近所(歩いて5分)にある個人経営のクリニックへ転職。勤務外でも町内で院長や奥様に会う事があります。近所だから患者さんに会うことも多いし、何か余程の理由がないと次回の転職も難しい感じです。
新しい分野へのチャレンジ・キャリアアップのハズが・・・
病院看護師から老人ホームやデイサービスといった介護系の仕事へ転職をした場合、介護分野は仕事内容や人間関係が病院と大きく異なる事が多く、結果的に失敗する例が意外と多いです。
- 10年間、50床規模の一般病院で常勤として勤務したのち、日勤のみの施設での転職を希望。企業が母体の有料老人ホームに内定が決まり入職しましたが、自分が想像していた介護施設での仕事と、現実に行う仕事にはギャップがありました。高齢者の方とコミュニケーションをとりながら健康管理を行うイメージを私は描いていたのですが、実際は淡々とオムツ替えや入浴補助を作業的に行う仕事が大半を占めていたのです。一緒に働く介護士の方々とも馴染めません。
- グループホームの看護師で採用されたのに、ケアマネをさせられ、しかも一人でいきなり管理者にさせられてしまいました。
- 「大きな病院ならスキルアップが出来る」と思い公立病院に転職。実際に働いてみると古い体質を受け継いでいる感じで独特の雰囲気に馴染めませんでした。
職場の人員構成に不安が・・・
- 公立病院で働いて15年でしたが、給与が良い職場に転職。新しい職場で働くのは3年目以下の看護師達ばかりだった為、毎日数時間の残業が発生して休日もろくに取れない毎日が続き、退職を申し出ましたが引き留められ、なかなか辞められない日々が続き、体調を崩してしまいました。
- 家の近くに新しい医療モールが出来て、その中の内科クリニックに再就職。建物はきれいだし、スタッフもみんな同時に採用されたので仲間意識も強く、雰囲気も良いと思っていました。でも、オープンしたてで患者さんの数がまだ安定しないという理由で、各勤務帯の看護師は1人だけ。スタッフが少ないから体調不良があった時でも休めないのも不安でした。マニュアルも病院のように整備されていないし、院長に自分たちで作成するように言われました。新しく入ってきても仕事を覚える前に辞めてしまうし、半年で退職しました。
円満に退職できず・・・
- 転職のことを同僚看護師に相談したら、説得されて転職活動を白紙にしました。でも、そのことがみんなに知られていて、昇進や配置転換で不利な扱いをされました。
数年のブランクのあとに転職した勤務先に前の職場で仲が悪かった先輩看護師が勤務していました。 - 実家の都合と嘘をついて退職手続きを進めていました。いろいろとあって円満退職とは程遠いかたちで退職したのですが、転職先の師長さんと前の職場の師長さんが看護協会主催の会議で偶然出会って、嘘がばれてしまいました。